2016/11/05

はるか遠くへと

心というものは、じつにパワフルです。

というのも、心が信じ込んだ世界を現実だと思い込むことが出来るからです。

この世界が、まさにそういうものだということです。

それは、ちょうど眠っているときにみている夢となんら原理は変わりません。

夢の中の登場人物、状況、出来事、のそのすべてが自分がみている夢であるからして、

すべては自分の心が作り出した幻想であると悟る必要があるということです。


この世は自分の心がみている幻想です。

だからといって、この世のものをまったく無視していいわけではありません。

なぜならば、この世のすべては自分の心の象徴(シンボル)でもあるからです。

その象徴の向こうには、自分が自分自身に向けたメッセージが隠されています。

そのメッセージを見い出したとき、真のゆるしが起きるのです。

そのとき、すべては自分が勝手に作り上げた幻想だということが深く理解されるのです。


真のゆるし。

それは、自分自身がゆるされるためであり、

自分自身が本来の姿へと解き放たれていくためでもあります。

ゆるしを実践していく者にとっては、この世はもはやそのためのものとなっていきます。

そう、この世は幻想でありながら、

その幻想から離れ、わが家へと還っていくためのアイテムだということです。


夢の内容が、いい夢だろうが悪い夢だろうが、所詮、夢は夢だということ。


ただ、ゆるしていくのみです。

ここにこそ、救済があります。

ここにこそ、この世界から抜け出す道があります。

真の自由があります。


この世界を幻想と見切っていく。

それは、幻想を真実へと置き換えていくということであり、

それは、訓練によって達成されるということです。



The early steps in this exchange, which can truly be called salvation, can be quite difficult and even quite painful.
この交換のための初めのころのいくらかの歩みは、本当に救いと呼ぶことができるものですが、きわめて困難で、また、実に苦痛に満ちたものとなりえます。

Some of them will lead you directly into fear.
そのような歩みのうちのいくつかは、あなたをまっすぐに恐怖に陥れることでしょう。

You will not be left there.
でも、あなたは、恐怖の中に置き去りにされるわけではありません。

You will go far beyond it.
あなたは、恐怖など乗り越えて、はるか遠くへと進んで行くことになります。

Our direction is toward perfect safety and perfect peace.
私たちの向かう方角は、申し分なく安全な全き平安なのです。

『奇跡のコース』より