2016/11/27

永遠の旅人

今まで自分を幸せにしてくれると思って求めてきたものそのすべてが、

疑似的なものでしかないことに気づくのに、

自分はどれだけの時間と経験を費やしてきたことだろう。


自分はそのことに気づくまで、

ほぼ永遠と呼ばれる時間の中を旅してきたことになる。


この今も、頭ではわかったつもりでいるものの、

それでも、そこに幸せや喜びあると信じてやまないのだから、

自分はどれだけ無智で愚かなのだろうとさえ思う。

そのたびに、自分はどれだけ傷ついて絶望してきたことか。

無智であるがゆえ、無意識であるがゆえ、

自分は、自分を見失い、エゴの錯覚に翻弄されてきたということだ。


でも、本当の自分は知っている。

今まで自分を幸せや喜びを与えてくれるものと思っていたものが、

どんなに浅はかで脆く儚いものか!


この自分は、

まるで鏡に映る虚像のさまざまな幻影に惑わされながら永遠の時間を旅してきた旅人である。

そして、それが、まさにこの自分である。

だから、完了させるだけのこと。

それは、自分だと思っているこの自分の終わりでもある。


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