2018/09/10

信仰と心理学の融合

コース(ACIM/奇跡講座)の形而上学における学びが深まるにつれて、
自分自身、以前とは大きく変わったなぁと感じるのは、信仰心だと気づきます。

信仰するものがシフトしたと言いましょうか。

以前でいえば、私は、コース(ACIM/奇跡講座)を学ぶ者でありながら、
神よりも、やっぱりこの世界のもののほうを信仰していたといえます。

「この世界のもの」とは、外的なもの、物質的なもののことです。

それが人であったり、お金であったり、モノであったり、地位といったものであったり、
そういったものがこの自分を安心させてくれていましたし、喜びを与えてくれていましたし、
それらを価値あるもの(大事なもの)としていたと気づくのです。

そういったものをこの自分は信仰していた、と今でははっきりわかります。

「信仰していた」とは、心の拠り所としていた、ということです。

そんな私の信仰心は、
コースの形而上学を深く理解するようになって、
この世界のものを超えて、神へと向かっていることを自覚します。

まさに、最近の私は、そこが大きく変わったなと気づきます。

そういう意味では、形而上学を理解していくことはホントに大事なことだなと感じます。

「神を第一に求めなさい」「信を培いなさい」と誰かからいくら教わったとしても、
コースの形而上学を理解することに優るものはないということです。

その形而上学を真に理解していくならば、おのずと実践的になると実感するからです。
 
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さて、
神への「信」が培われてきたことを実感する今だからこそ、
コースというものがどういうものか?がさらに明確になってみえてきた感があります。

というのも、変な言い方になりますが、
コースの道は、神を求めていく(信仰していく)ような、そういうものではない、
ということです。

もちろん、コースは神のもとへと帰っていくためのものではありますが、
神への「信(信仰心)」を培っていくことで神のもとに帰ろうとすることが、
コースの教えとするところではないということです。

もしそうだとしたならば、修道士にでもなってただ神だけを信仰していけばいいわけで、
そういった類いの宗教やスピリチュアリズムはすでに他にたくさんありますし、
つまりは、コースでなくともいいわけです。

で、コースのなにが特徴的なのか?というと、
心理学的な要素が織り交ぜられている、というところが独特だなと思うわけです。

コース(の中ののカリキュラムに)には、
神への信(信仰心)を培っていくプロセスと、幻想(自我)を直視していくプロセスの
両方のプロセスが含まれていて、
中でも、まさに後者の心理学的な要素が取り入れられていることによって、
その具体的な実践(アプローチ)法まで示されているといえます。

それが「赦し」というものです。

ようするに、コースは、
神(真理/愛)への信を深めていく、ということよりも、
むしろ、神(真理/愛)への障壁となるものを直視していくことに重点を置いている、
と言うことが出来ると思います。

そして、その心理学的な要素が織り交ぜられているのが、
他の一元論(ノンデュアリティ)のスピリチュアリティと異なる点だと言えると思います。

コースは、信仰的でありながら、学術的(アカデミック)でもあるということです。

コースは、神への信だけによって神のもとへと帰っていくものではないということ。

そのことに関していうなら、興味深いことに、
ケネス・ワプニックさん自身の生涯をみるとき、
彼の人生そのもののにそこの部分の重要性が明確に表現されているといえるでしょう。

彼には、もともと神への強い「信」があって、修道士として余生を過ごすつもりでいたこと。

彼は、コースに出会うまでは、そのつもりでいたということ。

でも、彼の人生は修道院に入って信仰的生活に従事するものではなかったということです。

彼は、サイコロジスト(心理学者)として、サイコセラピスト(心理療法士)として、
コースの形而上学を理解しやすく解説する活動に従事したという点です。

私は、彼の人生自体がまるでコースの真髄を表した象徴のような気がしてなりません。

それは、この私(もりG)が心理セラピストであるがゆえ、
心理に携わる身であるがゆえに、そう感じるのかもしれません。

コースの心理学的な側面の重要性に気づくのです。

それは、ただただ信(信仰心)を培っていくものでもなければ、
ただ一元論(ノンデュアリティ)のスピリチュアリティを学ぶものでもないということ。

それは、心理学的な部分の理解が大いに必要とされるものであるということ。

それこそ、信仰と心理学の融合、です。

それは、2000年前、イエスが生きた時代ではけっして成し得なかったことです。

なぜなら、その時代は心について学術的に解明されていなかった時代なわけで、
なにせ、心理学がはじまったのは1800年代以降のことですから。

ただ、今のわたしたちにはその恩恵が与えられています。

それが、『ア・コース・イン・ミラクルズ(ACIM)』というものだと。

それは、心理学者によって口述されたものであるということ。

そして、心理学者であったケネス・ワプニックさんだからこそその内容を把握できたのだと。

心理セラピストとして、そして、コース学習者として、
私は、コースについてそんなことを想う今日この頃です。

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